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資格取得を目指した理由

実は、アロマテラピーに関する資格は世界中どこを探しても国家資格ではありません。

言い換えれば、誰でもアロマセラピストと名乗れるという事でもあります。名乗るのは簡単、でも、事故を起こさずに適切に精油を選択し施術し、説明責任が果たせ、他者への教育ができるとなると、にわかにはできません。

心身ともにホリスティックなケアが必要とされる時代、にもかかわらず、だからこそ(?)、クライアントである一般の方が、そのアロマセラピストと名乗る人物がどのような勉強や経験をどのくらい積んできているのか?というところを気にしなくてはならないのかもしれません。

これをご覧いただく皆様には、オルカの選択基準がなぜIFAであったのかをお話ししたいと思います。

【はじめの一歩は、持病の克服の為に】

私は、幼いころから化学物質過敏症の要素がありました。と言いますのは、副流煙や、車の排ガスなどに異常に弱かったのです。しかし、気分が悪くなったり、咳き込むくらいで、子供の生命力を武器になんとか生きてこれていました。

しかし、情報工学科を出てシステムエンジニアやプログラマと言った仕事に従事していた時の環境は劣悪で、喫煙所で仕事をしているのかと思うほどのこともあり、咳は通年、視野狭窄は日常と言う中で、とうとう職場でブラックアウトして倒れました。

その後、北里研究所病院にて、検査を受け、「他に異常ない為、化学物質過敏症である。」と診断されます。2001年ごろのことかと思います。

しかし、病名がついても画期的な治療法があるわけでもなく、副流煙を避けられる生活は、大変な生活であり、就業ができる場所も少なく、病気療養して回復しては、働き、また、倒れては療養すると繰り返していました。

ひどいときには、2年ほど天井を見上げて泣くしかできないほど、つまり、起き上がることができないほど体の節々が痛く、完治可能な別の病気であったらよかったのに。と、思うほどでした。

しかし、療養と就業を繰り返す生活を悔い改めることなく続けていた為に、副流煙のみならず、香水、芳香剤、塩素系消毒剤(スポーツジムなどで使用)、シャンプー、ボディソープなどの人工香料などなど、体調を脅かすものを増やしていってしまいました。

ある時、自分がダメージを受けている経路が、アロマテラピーが有効な理由と重なっており、完治できなくとも、このルートで緩和できないものか?と、考えたところから、独学でアロマテラピーを勉強し始めましたが、独学で知りえる浅はかな知識では長い時間良い体調を保つことができず、本格的に自然療法として学ぶ必要を感じ、そのような勉強ができるところはないかと探すことになりました。

【世界最高峰のIFAを目指す】

アロマテラピーに関する資格はすべて民間資格でしたが、その中でも、きちんと解剖生理学やアロマテラピーの理論などを学習し、約1年半かけて学習していく、世界的にも最高峰の団体と認識されていたIFA(国際アロマセラピスト連盟)の認定を受けられる勉強に魅力を感じました。

そのころ既にイギリスでは補完医療、代替医療としてアロマテラピーが用いられていることを調べていたので、日本の団体ではなく、IFAを取得しようと決断したのです。

大学受験必須科目は化学と生物という高校時代でしたので、どちらも不得意ではありませんでしたが、古い記憶を手繰り寄せるような内容に、おもわずNHK高校講座で有機化学の勉強をし直したりもしました(笑)

解剖生理学には、大学受験の生物よりも、さらに細かい知識を要求され、私たちは診断をするわけではないのですが、病気とその症状、そして、対応できるかもしれない精油の知識と体系的に絡めて学習する為、病気についても細かく勉強をすると言うとても大変なものでした。

しかし、その過程を踏まえたからこそ、自分のわけのわからない化学物質過敏症にも対応できるノウハウが身についたと自負しています。

【資格取得はゴールではない】

そんな大変な学習を乗り越え、試験に合格するといただける認定証を、卒業時はまるで、エベレストの山頂に旗を立てたように感じていましたが、実際は、エベレストに上る権利を手にしただけで、まだまだ、山には登り始めてもいませんでした。

資格取得はゴールではなく、実は、奥深いアロマテラピーによる心身の健康維持&向上に対する研究が始まるスタートラインでもあったと思っています。その後、どのような分野でどのような経験を積んでいくか、あるいは、研究していくかによって、その進むべき道の困難さも変わりますが、資格を取得した後こそが、本当に奥深い専門性のある研究を続けていけるものなのです。

みなさんが、市場で見かける市販の本にも秀逸なものもあり、読んですぐ実践してストレスの緩和に役立てることも可能だとは思います。しかし、市販の本ではピンと来なかったり、持病があってむしろ悪化させてしまったり…。あるいは、妊産婦は不可だと思い込んでいらしたり…。あるのではないでしょうか?

市販の本やブログでは、安易で事故につながらないよう文責を考えると書けないことも多くあります。もちろん、日本の法律に遵守している為、と言うこともあります。

オルカで提供させていただくアロマテラピーは、すでに香りを混ぜてあるブレンドオイルを利用して、どの香りがいいですか?というようなものではなく、あなたの来室目的に応じて、あなたの体質や既往症、その日の気分に応じてオーダーメイドで香りも使い方もご提案させていただいております。

あなたがもし、単なるニオイの付いたオイルでのリラクゼーション以上のものを求めるのであれば、アロマテラピーに関するどんな資格を持った人が提供しているのか気にしてみてください。同じ資格者でも考え方の違いがサロンの様子にも反映されます。

自分の持病と快適に付き合うために始めたアロマテラピーの勉強でしたが、この業界に足を踏み入れて、改めて、知識、技術ともに、IFA認定アロマセラピストになってよかったな。と思っています。そして、他のIFA認定アロマセラピストに汚名をかぶせないよう、私もこの資格の名のもとに正しい知識と技術を継承していきたいと思っています。

【これからの目標】

私自身が持病と共存しながら、自分らしく生きて行くことを目標にしております。同じように、何かチャレンジドのある方が、その方らしく生きて行くお手伝いができるよう、日々、研修も重ねております。

例えば、まず、人間は年を重ね、誰でも、生まれてから老いて死ぬまで、時間軸を過去から未来に向かって一直線に進んでいます。加齢を重ねることは未経験にもかかわらず、誰にでも起こりえます。だからまず、高齢者の健康維持、介護、そして、ケアラーケア(家族介護者のケア)を研修しました。高齢になるとかかりやすい疾患とアロマテラピーの有用性についても研究し、特に認知症については深く学びました。

ついでに、認知症サポーター養成講座の講師もできるキャラバンメイトにもなってしまいました。(笑)

脳の器質的な障害から、周辺症状を表す認知症に対してアロマテラピー(嗅覚刺激)ができることがあるのではないかと考えていたところに、IFA認定アロマセラピストとして大先輩にあたるステファニー・ロード先生が、約40年にわたる自閉症児童への教育現場での経験から考案された『IFAアロマタッチ(The Aromatouch Carer Course)』が開設されます。

ステファニー先生ご自身の1Dayワークショップに何度か参加させていただくうちに、認知症と自閉症は病気としては別のものであるだろうが、周辺症状に対する対応で家族が困惑していることには変わりなく、コミュニケーションツールの1つとしてのNurturing Touchと嗅覚から大脳辺縁系への刺激であるアロマテラピーの有用性に感銘を受けました。

さらに、Nurturing Touchを研究していくと、とても愛にあふれる指導をしているティナ・アレン先生に出会い、彼女から自閉症児へのタッチケアを学びました。自閉症児と言うカテゴリを選択した理由は、同じように脳の器質的なチャレンジをもつ人たちのケアだと感じたからです。そして、ティナ先生の指導の下、国際リドルキッズ協会認定自閉症タッチケア指導者となりました。

この一連の周辺症状へのアロマテラピーの有用性と並行して、精油への深い考察を極めつつ、マタニティケアに対しても研修を続けております。

現在は、16周以上で産科受診をしている母子手帳をお持ちの方を対象に、マタニティケアをさせていただいておりますが、さらなる研修をし、産科医さんと連携して、本来の不調を緩和する為の自然療法であるアロマテラピーを提供していけるようになりたいと思っています。

【Life Time with Aromatherapy】

どのような方のどのような人生にも、アロマテラピー(芳香療法)は寄り添えます。それが、私のモットーなのです。そして、そんな寄り添えるアロマセラピストを目指して、日々精進しております。「アロマテラピーとともにある人生」を皆様に。私自身の軸でありヒーリングスペースオルカの社訓です。

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