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資生堂『化粧療法』

2日間研修してきた。

アロマケアをさせていただいていて、一番、負けたな。と思うこと。(笑)

それは、ケアに入らせていただいたご利用者様が、もう半分以上取れてしまっているマニキュアを大事そうに、「この前、綺麗にしてもらったのよ~。」と見せてくださる時。

こうやってしばらくの間残っているものはいいなぁ。と、思います。(笑)

でも、そもそもネイルは、失礼ながら体に優しいものではないので、化学物質過敏症の私には、とてもとてもできるものではないので、やっぱり高齢者の解剖生理学を考えた時、身体への負担としてよろしくないと思います。

化学物質過敏症の私でも使える胡粉ネイルはありだと思っていますが…。

同じように、化粧もその日の夜には、きちんと落として就寝していただきたいので、そういう意味では、同じように課題のあるアクティビティであると感じていますが…。

それでも、アロマテラピーには足りないかもしれない視覚的な刺激と高揚感を補えるものであると思いました。

アロマテラピーは嗅覚を、化粧療法は視覚を、双方とも触覚と、セラピストによるコミュニケーションで聴覚を刺激するので、あと残る味覚は、施設でおいしいものを食べてくだされば…。なかなかよい刺激になると思います。

資生堂さんが大手企業なので、それなりにエビデンスを持たれていて、説得力があるのは、なかなか良い感じでした。

でも、人工香料のきついアロマで「いい香りですね~。リラックスする香りですよ~。」とか、それはないなぁ…と、やっぱり思いますが…。

私なら、この二つを融合させられるな…と、思ったので…。

是非、融合したコース設計をして、導入してくださる施設を探していきたい!と、思いました。

美容(スキンケア)と整容(身だしなみ)とアロマテラピーを使ったアクティビティ(レクリエーション)でもあり、実質的にQOLやADLの維持・向上を助けるものとして。

この研修は、いったん、私の中で消化して、吸収して、新しいエネルギーとして排出できるように、しばし考えます。(笑)