保有資格の各分野において講師活動をしております。
特に、臨床豊富な高齢者に合わせたアロマテラピーを中心に、医療的に注意や配慮が必要な方から健康な方まで安全に利用していただけるように、オリジナルテキストを執筆して指導をさせていただいております。
● アロマテラピー
アロマテラピーに関しては、IFA認定アロマセラピストとして、IFA(国際アロマセラピスト連盟)はもちろんの事、IFAに所属しているからこそ参加可能な他団体のセミナーや研修なども受けており、可能な限りアロマテラピー業界における最前線の情報を入手するようにしています。
オルカの講座でもアロマテラピーを自然療法のひとつという位置づけで体系的にコース設計をしており、精油についてのみならず、植物油、芳香蒸留水なども含めておりますので、精油の原料である植物自身にも研究の範囲を広げています。
また、アロマセラピストとして活動を始めて以来、高齢者福祉の現場や緩和ケア病棟などにご縁をいただき臨床を積んできておりますので、看護・介護の現場で行う為のアロマテラピーの講習の担当もさせていただいており、「認知症の予防とアロマテラピー」や、「ボランティア養成講座」なども行っております。
● メディカルハーブ
メディカルハーブは、JAMHA(日本メディカルハーブ協会)にて学んでおり、同協会に所属しております。
日本では、ハーブは食品として販売されている為、精油よりも手軽に安全に使用することができます。
アロマテラピーと切り離しておりませんが、お子様など安全を重視してハーブを中心に学習したいという場合は、メディカルハーブを中心とした構成で講義をいたします。
● 化学物質過敏症と『香害』
私自身が、受動喫煙を第一トリガーとする化学物質過敏症で、10代の頃からずっと体調不良と付き合ってきています。この体調不良を自分の都合に合わせられるようにコントロールしたい。という所から、アロマテラピーの研究が始まりました。
化学物質過敏症は、原因となる物質も多岐に渡り、また、同じ原因でもあらわす症状が人によって違う場合もあります。その為、医学界では、理解をされないと感じている患者も多い事と思います。
私は、何故、全身性の体調不良となるのかは、アロマテラピーが有用な理由と同じものと考えています。
もちろん、これは、私の個人的な仮説なのですが、この仮説に基づいて、アロマテラピーを受けてみたいと思われる患者さんのケアも行っております。
昨今は、強すぎる香料、長期間香りを持続する為に加工された香料など、人体への安全性のエビデンスがないものが市場に多く出回ってしまい、それを原因に体調を崩される方が増えてきており『香害』と呼ばれています。
アロマテラピーで利用している芳香成分は、伝統と科学によってエビデンスを持っているものですが、すでに香料過敏になっている方には、無理にアロマテラピーをお勧めしていません。
まずは、疲弊して過敏になっている嗅覚をニュートラルに戻す事で、交差感作を解除していく事をお勧めします。
● アロマセラピストの方への個別指導
プロのアロマセラピストとして活動したい方、起業されたい方、また、知識や手技の見直しをしたい方への個別指導も行っております。
企業研修などで短い時間で手技を研修し、そのまま現場に出てしまった方などで、体を壊される方のご相談をいただきます。
私が学んだ養成校では、基本の施術姿勢を学ぶために、スウェディッシュマッサージ(すべてのマッサージ技術の基本手技でスウェーデンの医師が開発した手技)を学び、その後、アロマテラピートリートメントを学びます。
私が、アロマテラピートリートメントとして学んだ手技は、IFAのシグニチャーマッサージと呼んでも良い、ミシェリン・アルシェ(ミッシェル・アーシェ)女史から引き継がれているものですが、指圧慣れしている日本人向けにアレンジしています。
しかし、重要なのは、その手技の手順や流れではなく、どこの組織にどのような作用を求めて手を当てているのか?という事ですので、既に身につけていらっしゃる方は、ご自身の姿勢と手の密着について学ばれるだけで、ご自身も楽に施術ができるようになるのではないでしょうか?
個別にご依頼を受けておりますので、ご相談ください。
尚、1からオルカで施術を習われたい方は、施術の理論から学習していただけます。
※ご来室は、パンデミックが終息した後となります。