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サイプレス(Cypress)

学名 Cupressus sempervirens
科名 ヒノキ科
生産地 フランス、イタリア、スペイン、モロッコ
原産国 地中海東岸地方、アフリカ北部
抽出部位 葉と小枝
抽出方法 蒸留法
特性

効用
 体液循環促進(うっ滞・うっ血除去、リンパ・静脈強壮)、血管収縮(収れん、止血)、利尿、通経、抗リウマチ
神経強壮(ストレス性の閉そく感、過労、心労などから解放)、鎮静
危険性

禁忌
 酸化しやすい。
知見なし。
主要成分 α-ピネン、δ-3-カレン、セドロール、α-酢酸テルピニル、他
香調ウッディ(パイン)調
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実は、私がIFA養成校受講時代(2009年)サイプレスにエストロゲン様作用があるという教育を受けませんでした。高い薬理作用があることは知られており、その作用が循環器に大きく働いている事から、脳神経系からの作用で身体全体に作用しているのであろう事は容易に推察できましたので、ゼラニウムが下垂体に働きかけてホルモン様作用を表すように、サイプレスも体液循環を強壮することで、通経作用に及ぶことも推察できました。流れやすくなるので流産のリスクの高い時期、妊娠初期の使用注意がある事も納得できます。

しかし、サイプレスに「マノオール」が含まれるので、エストロゲン様作用がある。と書かれている文献があり、疑問を持っています。ロバ先生の「精油の安全性ガイド」にも、そのような記述はありませんし、取り扱っているサイプレスの成分分析表には出てきません。

情報が古い場合、その精油の蒸留工程で混流がなかったか?偽和はないか?など確認のしようがないので「注意すべき」点は、購入する際に信頼のおける蒸留所、販売者から購入するということくらいでしょうか?